ナイト ミュージアム2 (2009) 

文字数 532文字

【禁じ手 ずるいよ】 2010/1/10



意表をついた設定だった前作、
「博物館展示物が夜になると動き出す」には素直に降参した。
ストーリーの決着もシンプルで、好感のもてるシネマだった印象が残っている。

この続編は、しかしながら、絵に描いたような柳下ドジョウ。
舞台をスミソニアン航空博物館に移すなどの大技(禁じ手)まで採用して
拡大路線を突っ走っている。
が、所詮コンセプトは変わらないまま。

歴史上の人物、そのカリスマキャラクターをコミカルに奪胎して、
観客に一口歴史講釈をたれる。
スミソニアン航空博物館をして禁じ手と申し上げたように、
栄光の飛行機たちが実際に動き出したら、確かにこいつはすごい。
結局僕もこのシークエンスが観たくてビデオを手にしたくらいだ。

そしてこれ以外のエピソードは予想できる前作の継続そのものだった。

いや、ひとつおまけがあったことは正直に告白しておこう。
若手女優成長株のエイミー・アダムスがアメリア・イヤハートを演じてくれたことだ。
こんな可愛いアメリアが行方不明になったなんて悲しくなってしまった。
そういえば、なんでラリーはアメリアに遭難の真実を聞き出さなかったのかね?

新装開店した自然史博物館が実に楽しそうだ、
機会があったらぜひ夜の部に訪れてみたいものだ。

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