アンロック/陰謀のコード (2017) 

文字数 570文字

【おかえりなさい リスベット】  2018/4/24



ノオミ・ラパスの魅力が艶やかにスクリーンに飛び散っていく、
やはりノオミはこうでなくちゃ。
もとCIA敏腕尋問官だったアリス(ノオミ)は今ロンドンで潜入捜査、
現役に戻れないトラウマを抱えている。

シネマが始まって、あっという間にアリスの魅力に取りつかれてしまったのは
「ミレニアム」と同様、
そこにリスベットの姿が二重写しに見え隠れしていた。
アリスはCIA職員とは言いながら、
非凡な才能と行動力と腕力でひとりトラブルに突き進んでいく、
その姿はドラゴンタトゥーの女、その人だった。

ノオミが戻ってきた、おかえりなさい。

本作で彼女が従がえてきたのは強烈個性の俳優たち、
マルコビッチ、オーリー、そして元気になったマイケル・ダグラス。
「アトミック・ブロンド」もそうだが、ヒロイン・スパイのジャンルが騒がしくなってきた。
秘密諜報の世界をスーパーヒロインで埋め尽くせ!

老婆心 (ネタばれギリギリ):
テロの脅威はもはや組織的なものから個別独立型に変わっているのが現実。
その手段もよりシンプル、よりローコストに。
昨今の車を使ったソフトターゲットテロが典型的だ。
核、化学、生物兵器は通常戦闘に使用できないのと同様にテロにも重厚すぎる。
ただし、その対策としてのビジネス、
むろん軍需ビジネスの傲慢の方が脅威になっている。
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