武蔵-むさし- (2018)

文字数 388文字

【決闘 時代劇】 2019/5/31



史実に基づいたオリジナルスト-リーということで、慣れ親しんだ吉川英治の武蔵とは一味違っている。
というよりも、
吉岡道場との果し合いから巌流島まで、淡々と武蔵の決闘エピソードを追い続ける。
その間の武蔵の剣の進化はシネマとしての、大きな見せ所だった。
高名な師もなく、後ろ盾のない若者が世に認められるために剣に賭ける決意が 本作のテーマなのだろう。

その一方で、細川家の政治事情にも拘りがあったようだ、本シネマの主張なのか?
そこでは佐々木小次郎が武士としては自由な精神を持った人格者として扱われ、思いがけず意外な人柄に触れた思いだった。

その佐々木小次郎との決闘にも未知の結論が用意されていた。
なるほど オリジナルストーリーの面目躍如だった。

武蔵を演じた細田善彦さんの献身的殺陣が印象に残った。
三上康雄フィルム、これからも独自の時代劇を追求してほしい。
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