モリーズ・ゲーム (2017)

文字数 413文字

【NY大岡裁き】 2018/5/14



今やハリウッドの社会派といってもいいのかな、アーロン・ソーキン監督を。
対するは、ボーダーレスな活躍中のジェシカ・チャスティン、本シネマではファザコン優等生モリー。その優等生が不法カジノの容疑で起訴される。

FBIに逮捕され検察側との交渉の過程でフラッシュバックされるモリーの生きざまが心を打つ。
父親から英才教育をうけたモリーの心の中の闇、
オリンピックを目前でふいにしたモリーの不運、
闇カジノで巡り逢った著名人に魅了されるモリー、
同じ場所で見る弱い男たちへのモリーの暖かいまなざし、
金銭に執着しないモリー。

それは「自分はモリー」であることへの自信とこだわりだった。
モリーは必ず何度でも立ち上がってくる。
何度も失敗を繰り返すことを成功という。
それが「モリーのゲーム」。

モリーの生き方に巻き込まれていく弁護士、それは司法の原点にまでさかのぼっていく。
小気味のいいエンディング、さわやかな後味だった。
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