アイアンマン (2008)

文字数 697文字

【僕もアイアンマンだけど】 2009/4/5



「僕もアイアンマンだけど(注1)、なにやらライバル出現かい?」
などと、冷やかし半分でみてしまったのが間違いだった。

《インクレディブル・ハルク》に続いて
全く不得意分野のコミック原作シネマに挑戦し完敗だった。
もっとも、直近の《バットマンシリーズ》2作などはコミックの境界をはるかに越えた
見応えある仕上がりだった記憶が強烈で、近年はコミック排他主義でもなかったのだが、
やはり本作のようなロボット変身バリエーションには相性がよくなかった。

これは全く個人的嗜好の問題であるから客観的な評価基準でないことも承知している。
それでも、面妖に感じたのは豪華キャストの面々。
ローバート・ダウニー・Jrには意表を突かれたが、
グイネス・パルトロウ、テレンス・ハワードにもびっくり。
知的な俳優たちが挙ってコミック原作シネマに出演するのは《・・・ハルク》でも然り。

彼らが演じるコミック・ヒーローなら、とりあえず一目観たいと思わせるのだから、
なかなかの上手なプロモーションだともいえる。
その意味から、ローバート・ダウニー・Jrにも
エドワード・ノートンにも納得し満足したのも事実だ。 

お馴染みのシンプルストーリーに、ひねり味異色キャスティング?
そっと、「もったいないな」と呟いてしまったが、
これは本音だ。

老婆心:
《・・・ハルク》のラストシーン顔見世してたのがアイアンマンだったことにいまさらながら気付く!
さては「キングコング対ゴジラ」路線。
今度は組み合わせで気を惹こうって魂胆かな・・・
やっぱりもったいない。

注1:
ハワイアイアンマンレースのフィニッシャーも《アイアンマン》と自称する
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