秘密のかけら (2005) 

文字数 770文字

【観る価値のある女優さんが輝いている】 2007/10/14



イントロデューシング  ミス・アリソン・ローマン。

女優としての実績も多様なアリソンに新人扱いは失礼だろうが、
本シネマで魅せてくれるピュア&セクシーは特筆ものだ。

ストーリーは ずばりエロチックサスペンス、
ただし21世紀作品とは思えないほどのコンサバタッチ。
視覚的にアリソンほか数名のグラマラスな女性の肢体が拝めるほか、
ケビン・ベーコンとコリン・ファースの裸体も否が応でも眼に入ってくる。
でも、エロチックシーンがすべてぎこちない、なんだかリアルじゃない。
なんでかな?誰か教えて。

過去に有名だったタレント(芸人)コンビの、
「有名人はなにしてもいいんだ症候群」に罹った人間のカン違い。
群がる女たち、ドラッグ、裏世界との付き合い・・・・
語りつくされた話ではある。

この鼻つまみ男たち(ケビンとコリン)に拭い去れない暗い過去、ある女子大生の不審死。
二人の告白本を執筆する女性ライター(アリソン)が女性の死に疑惑を感じていく過程が
サスペンス仕立てだ。
サスペンスとしての展開は時間軸を幾分複雑にしたり、
怪文書と取材の真偽に惑わされたりで、結構楽しめる。
当然お楽しみのエロチックなシチュエイション満載のお約束は、きっちり守られながらだ。

でも、ケビン、コリンがサイドデッシュであることに確信が持てたときから、
途方にくてしまう、
・・・一体このシネマでなにを僕は楽しめばいいんだろうって。

確かに、サスペンスの謎解きは最後にされることはされる、
熱意があるか?親切であるか?は別として。
そう考えて至った結論が、
「イントロデューシング、 ミス・アリソン・ローマン」

ほっぺと肩に飛び散るそばかすが可愛い女優さん、
また老後の愉しみが増えた。
観る価値のある女優さんが輝いているだけで、
そのシネマは観る価値を持つものだ。

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