アサシン クリード (2016)

文字数 547文字

【悪いのはすべて テンプル】 2017/3/4



シネマを見ながらゲームができるようになったら、僕はどうすればいい?
もはやそんな時代になってきているのかも・・・。

絵が飛び出して見えるなんて今や常識、椅子が動き風が吹きこんにゃくが顔をなでる(?)なんて物理的刺激がシネマのお供になっている。
そのうち劇場でお客たちが見えない敵と格闘し、雄たけびを上げるようなことになるんだろうな。

本シネマはそんな未来をちょっぴり覗かせてくれる。
予告編通りの15世紀アンダルシアでのRPGと現代の陰謀が、主人公のDNAでつながるという設定だ。
その帰結はというと、人々の自由を奪いその意思を管理する魔法のリンゴを誰が握るかというところになり、悪いのはまたしてもテンプル騎士団、それに対抗できるのが暴力遺伝子満載のアサシン教団ということになるらしい。

最近ハリウッドシネマでよく耳にする言葉、「人は自由よりも安全を求める」だとか「人は自由を捨て欲望と交換する」。
今作でも、魔法のリンゴがあれば人を懐柔し操作できるらしい。

そんな奥深いテーマがこのシネマにあるとは思わないが、そうでも思わないと付き合うのがシンドイほどの内容だ。
さて、15世紀のDNAで目覚めた悪人どもが制覇をした世界の方がテンプルワールドより幸せになれるのかな。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み