マイル22 (2018)

文字数 592文字

【激戦区 特殊部隊シネマ ウォルバーグ苦戦】 2018/12/16



ピーター・バーグ(監督)とマーク・ウォルバーグ(主演)のアクションシネマゴールデンコンビだった。
最近このコンビは 「ローン・サバイバー」、「バーニング・オーシャン」、「パトリオット・デイ」と個性豊かな作品を創り出してきた。
ここに至って、特殊部隊物語に立ち戻ったように見受けられるが 
「ローン・サバイバー」から5年後の現在、アメリカの戦いは大きく様変わりしてしまった。

表向きの戦争状態のないまま(宣戦布告なし)のダーティな、それでいて無理やりの大義名分を付けた闇の戦闘が近年のシネマの素材になってきている。
加えてTVドラマの分野でも「エリート特殊部隊」、「STRIKE BACK」などのシリーズで、この種の裏戦争を取り上げている。
激戦区なのである。
最近「ボーダーライン」もシリーズ化され法の埒外、非情な殺戮をテーマとした形に発展してきた。
それは、ウォルバーグも意識しているようだった、見違えるような体形に絞り込んでいた、まさに殺し屋がそこにいた。しかしながら、多数の競合フシネマ・ドラマがすでに使用した騙しやカタルシスを共用せざるを得ない現実があった。
オリジナルの新鮮さが感じられないほどの激戦区、今の戦争シネマの実情を改めて実感した。

どうやら、このシネマもシリーズ化されるようだが先行きは険しい・・・・と心配している。
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