人魚の眠る家 (2018)

文字数 447文字

【異色・問題シネマの堤監督 面目躍如】 2018/11/19



観る人みんなに問いかけてくる 
「あなたならどうしますか?」 と。

今作のテーマは「脳死」、近年話題の多い どちらかというとポピュラーな部類になるかもしれない。当然ながら、暗い 悲しい やり場のない怒りさえ感じる。

子供の「脳死」を「死」と受け止めることに躊躇しない親はいない。
その葛藤が本シネマの見どころ、篠原涼子、西島秀俊のお二方が内に込めた演技で魅せてくれた。
特に西島さんんお最近のご活躍にはご同慶の至りだ、時代劇からコメディまで幅広い。
今作ではお得意のアルマーニ着用が不自然でないキャスティングだった。

本シネマのテーマ「脳死」の伏流として先端科学テクノロジーが取り上げられている。
医療分野での活用にとどまらず、果たして科学は人類の幸せに貢献するものなのか?
現代社会が抱える重たい命題もしっかりと提示されていた。

暗い・悲しい…と述べたが、一脈の希望の光も残されていた。
そんな希望があるから人は生きていける、そして死んでいけるのだろう。
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