MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間 (2015)

文字数 356文字

【いまさらながら、天才マイルス】 2017/1/25



常に進化し続けたマイルスへの、ドン・チードルの熱い敬愛があふれ出ていた。
物語は、1970年代後半、マイルスの休養期間の数日を描いている。
かれの音楽活動再開を促すレコード業界、真相を探るマスコミ(一匹狼レポーター)、怪しげなギャングたちとの交流の中で、マイルスの真情を解き明かすドン・チードル。

妻フランシスへの未練と後悔、黒人差別への嫌悪、ギル・エバヴァンスへの敬愛、有名人として固執と嫌悪、そしてあくなき音楽の進化。
マイルスの実像の切り口もさることながら、映像、音楽もマイルスらしいAHEADのスピリットに満ちたチードルシネマだった。

老婆心:
評価の高い「カインド・オブ・ブルー」をマイルスはお気に入りではない? 
そこで満足し留まるわけにはいかなかったのだろう。
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