女王陛下のお気に入り (2018) 

文字数 498文字

【あっけらかんアン女王の孤独】  2019/2/18



イギリス女王アン(オリヴィア・コールマン)、
アン女王側近のマールバラ侯爵夫人サラ(レイチェル・ワイズ)、
サラの従妹アビゲイル(エマ・ストーン) 
この3人の丁々発止の演技が見どころ。
ただし全編この緊張感あふれる競演が続くと、さすがに僕は飽きてくる。

そんな時に心を和ませてくれるのが、18世紀に入ったばかりのグレートブリテン時代背景。
ろうそくの明かりだけで写し出されるアン女王宮殿、隠し扉、絵画、図書棚
・・・すべてがきらびやかだった。
宮殿内を超広角で切り取るカメラとも相まって、
いっときイングランド王国を彷徨う快感に浸ることができる。

物語は女性側近(アン女王故に)の下世話な権力争いに終始する。
サラとアビゲイルの確執に一人ほくそ笑むアン女王の孤独が浮かび上がってくる。

本シネマはつまるところ三人の女優さんの資質を見比べて悦に入るお愉しみに尽きる。

番宣には:
「ナイロビ蜂」のレイチェル、
「ラ・ラ・ランド」のエマ・・・とあったけど、
オリヴィア・コールマンは、はて何が代表作だったっけな?

本シネマ「女王陛下のお気に入り」が オリヴィアの代表作になった。
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