恐怖のメロディ (1971)

文字数 445文字

【大俯瞰大好き】 2013/10/15



クリントの初監督作品(本シネマ)が、あのカリスマスーパー刑事「ダーティー・ハリー・キャラハン」デビューに先立っていたことを、つい最近まで気づかなかった。
ハリウッドを完全制覇する前に、クリントは既に、もうひとつの自分の道を歩みだしていたんだな~と、改めて尊敬することしきりだ。
原題のPLAY MISTY FOR MEなんていうオシャレなカモフラージュをぶっ飛ばしてくれる程の怖さは、今でも鮮度100%の名作だ。
クリントの選ぶテーマは常に時代を先行しすぎる嫌いがあるが、初監督シネマで取り上げたのが、なんと女性ストーカー。
当時誰もが、特に日本人などは「なんのこっちゃ」状態だった。
もう一回言うけど、でも怖かったな~。

大俯瞰からクリントによっていく冒頭シーン、クリントから引いて大俯瞰の戻るエンディング。
クリントのサービス精神がこもったカメラだった。何せ、こんなシーンを劇場で座ったままで堪能できるのは観客冥利に尽きる。観客を愛し、尊敬するクリントならでは。
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