ジーサンズ はじめての強盗 (2017)

文字数 677文字

【イケてる老人生活を目指そう】 2017/6/26



マイケル・ケイン84歳(アカデミー助演賞2回)、モーガン・フリーマン83歳(アケデミー助演賞)、アラン・ラーキン80歳(アカデミー助演賞)の三人競演の豪華さに全く敬意のないタイトルに憤る。
「ジーサンズ」とは・・・・場末のエレキバンドじゃないぜ、
「はじめての強盗」とは・・・その稚拙さを嘲笑うTVドラマか!

一歩譲って、オリジナルタイトルがOLD MENとでもいうのならば致し方ないのだが、本シネマはお洒落なコメディ、タイトルはGOING IN STYLE。
ちょっぴりのサスペンスとサプライズがピリリと効いた現在の老人賛歌といってもいいくらいだ。
GOING IN STYLE・・・かっこよく行こうぜぐらいのニュアンスなのに・・・ジーサンズとは、トホホだった。

予告編でも、ヘタレ老人が銀行強盗する面白話として紹介されているが、そんなシネマに長老御大3人を担ぐまでもない。また、脇には アン・マーグレット(76歳) マット・ディロンとこれまたアカデミーノミネート俳優を配している。

コメディだといったが、発端となるトラブルは「年金消滅」、「ローン返済不能による家屋競売」という身につまされるものだ。いま日本においても企業年金の破綻から老後生活設計が大きく崩れてしまった事件が起きている。まさに他人ごとではない。

そして本シネマは追い詰められたお年寄り3人(ジーサンズではない)が起死回生の窮鼠バイトキャット作戦を敢行する。
その結果やいかに?
是非日本の大人しい老人たちには、本ンシネマを観て勇気を奮い立ててもらいたい。
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