スター・ウォーズ (1977)

文字数 510文字

【スタッフの情熱と才能に感心】 1978/9/12



遂に観ました《スターウォーズ》。

最後にデススターが爆発したところで、思わず拍手、でもそれだけのシネマでした。
テアトル東京のスーパー・シネラマ方式、ドルビーサウンドはシネマの発展を文字どおり身をもって実感させてくれます。
その迫力に身もだえしましたが、それは作品のせいなのか、新装置のおかげなのか少し疑問でした。

特殊撮影が駆使され、膨大なセットが作られ、スクリーンプロセスが驚異的だったり・・・スタッフの情熱と才能には心から感心しました。

ただ、ふと、こんなアメリカ的正義を具現化した活劇に、全世界が熱狂して振り回されていいものなのかと、心配になりました。
天才ジュージ・ルーカスが子供のころから育んできたアメリカンスペースオペラは、大平原を宇宙に移したウェスタンでしかありません。
おそらくは、アメリカ中西部の田舎の映画館で観ると、ピッタリ納まるような印象でした。
特に感心した点:
■小道具が手垢、油に汚れて存在感あり。
■映像の鮮明度を押さえて、絵空事から極力遠ざかっていた。
■もっともらしい機材も、よくよく見ると20世紀のもの、違和感も極力排除している。

記:1978年9月12日
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