セル (2016)

文字数 512文字

【お好きなエンディングをどうぞ】 2017/2/22



原作は、破滅まで突き進もうかという破天荒な殺し合いにうんざりした覚えがあるが、もはや定かではない。その時は携帯電話が人類を滅亡させるというのは、いかにもキングらしい皮肉なのだろうと思った。

映像化は困難かと思っていたが、近年のゾンビブームのおかげで、本作も目立たなくなったと判断したのかな? とはいえ、衝撃の殺戮開始シーンは、やっぱり壮絶だった。

理解を超える災害に巻き込まれたら、人は何をするか?
人は家族に会いに行く。

ということで、人類が携帯電話(パルス)で非人類になった時も、運よく携帯電話に触れていなかった残りの人類は家族を探す、家族だってみんな携帯電話を持っているというのに。
この学習能力のなさが人類の特徴、そして愚かな行為に価値を置くのはシネマでは常套手口でもある。
強力な未知の力に一人で挑む父親、子供に会いたいためだけという崇高さが人類の証だった。

さて、
結末は2パータン出てくるので混乱する。
いわゆるハッピーエンドとそうでないエンドが続けと流れてくる。
お好きな方をお持ち帰りください・・・というわけだろう。

僕は「ボディスナッチャー」型を選んだ、その方が上品だから。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み