お父さんと伊藤さん (2016)
文字数 498文字
【「ホッ」と出た温かい吐息】 2016/10/11
年老いた親と暮らすことは特別なのだろうな、今の日本では。
そして親も必ずいつか年をとることを、いつから日本人は忘れたんだろうか。
兄夫婦が父親との同居に破綻し、そのつけをとる羽目になった主人公 彩さん34歳(上野樹里 好感度演技)。
彩さんは54歳の「伊藤さん(リリー・フランキー快演)」というパートナーと住んでいる。
そこに飛び込んできた「お父さん(藤竜也 名演)」、頑固で小うるさい性格は周りとの関係をこじらせていく。
そんな今どきどこにでもある様な老人問題をテーマにしながら、歳の差カップルのしなやかな生き方も併せて魅せてくれる。
この老人独居問題は、誰もがいつか遭遇することなのに、誰もがあまり真剣に考えていない。
世界一の長寿国にしてはあまりにも寂しい現状を、強面のお父さんが哀しげに訴えていた。
日本の昔、大家族が一緒に住んでいた。
核家族という変則形態は、たかがこの数十年のトレンドではないか。
伊藤さんの優しい眼差しはこう云っていた
・・・「お父さんと一緒に住んでも、僕らの幸せは変わらない」
可愛らしいちっちゃなシネマに、大きな温かさと勇気をもらった。
年老いた親と暮らすことは特別なのだろうな、今の日本では。
そして親も必ずいつか年をとることを、いつから日本人は忘れたんだろうか。
兄夫婦が父親との同居に破綻し、そのつけをとる羽目になった主人公 彩さん34歳(上野樹里 好感度演技)。
彩さんは54歳の「伊藤さん(リリー・フランキー快演)」というパートナーと住んでいる。
そこに飛び込んできた「お父さん(藤竜也 名演)」、頑固で小うるさい性格は周りとの関係をこじらせていく。
そんな今どきどこにでもある様な老人問題をテーマにしながら、歳の差カップルのしなやかな生き方も併せて魅せてくれる。
この老人独居問題は、誰もがいつか遭遇することなのに、誰もがあまり真剣に考えていない。
世界一の長寿国にしてはあまりにも寂しい現状を、強面のお父さんが哀しげに訴えていた。
日本の昔、大家族が一緒に住んでいた。
核家族という変則形態は、たかがこの数十年のトレンドではないか。
伊藤さんの優しい眼差しはこう云っていた
・・・「お父さんと一緒に住んでも、僕らの幸せは変わらない」
可愛らしいちっちゃなシネマに、大きな温かさと勇気をもらった。