華氏119 (2018)

文字数 550文字

【ムーアシネマはアメリカ憲法の保全目安】 2018/11/2




マイケル・ムーアの新作は「トランプの独裁への危惧」を綿々と訴える。
その果てにはナチス・ヒットラーとの共通性を具体的に政策から批判する。

アメリカ憲法が独裁制を阻止できるわけではない、
トランプが弾劾されるのを待つだけでは詮無い、
歴史から学ばないとナチス台頭を繰り返す恐れがある、
これが、マイケル・ムーアの主張だ。

マイケルは、いまやお馴染みになった「トランプの大統領立候補の真実」から説き起こす。
…本当は本人も当選するとも、したいとも思ってはいなかった。
トランプ奇跡の大逆転その要因は民主党であり、オバマ前大統領その人であると返す刀で切って捨てる。
それを実証するためマイケルの故郷ミシガン・フリント市で起きた水道水鉛汚染スキャンダルを取り上げる。

今アメリカ国民の半分が投票に行かないという、日本と同じ状態だ。
良識ある人々は政治にうんざりしているという、日本とおんなじ状態だ。
そんな中新しく若い(10代の)政治パワーが台頭してきている。
議員(国民の代表)が固定したメンバーから再選される限り改革など望めない状況を脱して今政治に挑戦する人が増えた、日本とは異なる状態だ。

アメリカの闘いはトランプ対パルチザンの様相を呈してきた。
とても危険な状態である。
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