ナチスに仕掛けたチェスゲーム (2021)

文字数 490文字

【「ナチスの悪行」飽くなき反省】 2023/8/29


オリジナルタイトルは「THE ROYAL GAME」、原作題名は「チェスの話」。
邦題はまたぞろ「ナチス」を添加して世のなかのナチスマニアを煽る。

ストーリーをざっとまとめると、ウィーンのユダヤ人富豪だった主人公が
ナチスのオーストリア併合に伴いホテルに幽閉される、彼の知る富裕層の隠し
預金口座番号を聞き出すためだった。一年間もの幽閉を終えてアメリカ行きの
客船に姿を現した主人公は、船でチェス世界チャンピオンと対局する、そして
勝つ。

いったい彼はなぜチェスに強いのか、どうやって秘密警察から逃れたのか?
その結末は思っていた以上悲惨な現実でしかなかった。
詳細はシネマで確認いただきたいが「ステイ(2005)」で感じたやるせない脱力感に包まれた。

肝心なことは、ナチスの非道を飽くことなく繰り返してシネマで告発するドイツの姿勢だ、歴史を生真面目すぎるほど学習し過ちを発信し続ける。
反省するドイツを日本も見習うことができるだろうか。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み