僕のニューヨークライフ (2003)

文字数 575文字

【コメディ熟成未満の愚痴満載】 2007/7/22



「人生は摩訶不思議なもんだ、謎ばっかり・・・(溜息)」
と呟く主人公の小説化志望コメディ作家ジェリー(ジェイソン・ビッグス)に対して、
「いったいそれ以外の何ものだって思ってる?」のニュアンスで「 anything else ?」

このAnything Else がオリジナルタイトルなんだけど、久々のコメディ熟成未満の愚痴満載ウッディだった。
お約束の、
ニューヨーク、セントラルパーク、アップタウン、トラウマユダヤ人権論、心理分析カウンセラー、業界スノビズム、
今作目玉はなんと言っても、「浮気な夢心地の軟弱男女」を正々堂々と擁護しているところか??
浮気なカップル(女性はクリスティナ・リッチ)だけど、ビリー・ホリデーの「EASY TO LOVE」が切なく流れるエンディングで、二人はそれぞれの道を歩みだしていた。
化身のようなジェリーを通して泣き言、繰言を並べ立てる、老いても懲りない軟弱インテリ ウディ。
はたして若者観客にいくばくかの教訓となるか?
だいたいからして、若者がウッディ作品を観るのだろうか?大きなお世話だろうな。

相変わらずの美少女コンプレックスウッディ、彼の心の底にたまった怨念泥が昇華されてるような印象だった。
つまりは、
愛に関しては女性の方が一枚上手だってこと。
Anything else ?
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