キング・アーサー (2017)

文字数 369文字

【英国分断後遺症治療シネマ】 2017/6/17



ガイ・リッチーフィルムだというアイデンティティにあふれる映像とサウンドだけど、様式の多様性に疲れてしまう。
シェイクスピア喜劇を彷彿させてくれるジュード・ロウのクラシカルな重厚さ、
21世紀カジュアルファッションをまとったアーサーのライト感覚なパフォーマンス、
トロイの再現かと思ってしまうエリック・バナーのアナクロニズム、
あけすけに言ってしまえば、とても見ずらいSFXシーンの数々、
アーサー王伝説の何たるかを知らない僕には、英国分断の後遺症治療シネマか?と訝しんだ次第だった。
 
どうやら、キング・アーサー物語の序章のようだけど続編を期待していいのだろうか?
円卓はまだ完成していないというメッセージは、円卓の騎士編を待った方がいいのかな。

ジュード・ロウの名誉のために付け加えると、彼が主役だった。
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