娼年 (2017)

文字数 506文字

【《娼》血族物語 】2018/4/9



久しぶりの18禁シネマ、それも全編これセックス満載、どこがポルノと違うのか?
それは桃李さん以下俳優さんの神経細やかな(想像だけど)配慮のセックス演技だから、
《違う》のだ。
普通の演技シーンなんて少ないではないか?・・・・と責めないでほしい。
本作は娼婦(男)の血族物語なのだから裸のシーンがほとんどなのは致し方ない。

年上女性に欲望と癒しを提供するビジネスに生きがいを感じてしまう主人公(桃李さん)。
企業組織内でこき使われるよりか数段楽しいに違いない、その適性さえあれば。
そして、彼には適性が溢れていたのだから、ポルノ調のシネマになるのも自然の成り行きだった。

もしも、桃李さんでなかったら誰がいいだろうかと考えてみた。
透明感のあるハンサム、裸も綺麗、優しい声、暗い眼、肝心な抑制した演技、
どこかに未発掘の人材が眠っているかもしれないが、
それではよくできたポルノになってしまう。

そういえば、女優さんたちは江波杏子さんはじめ個性の強い方々が集結していた。
主人公が顧客と待ち合わせするシーンが美しい、
「今終わりました」と連絡するシーンが切ない。

シネマが総合芸術であることを改めて確認した。

ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み