ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 (2018)

文字数 516文字

【魔法使いも世知辛い】 2018/11/26



はて? エディ・レッドメインが主人公の魔法使いファンタジーと聞いていたけど、エディの影が薄い。
そうです、ハリーポッターシリーズも 本シリーズ前作も知らない、魔法使い初心者にはまるで魔法にかけられたみたいに不思議。

ジュウド・ロウとジョニー・デップの御大が正義と邪悪を代表して戦う中で、エディ演じるニュートはどちらにも加担しない中立派だから目立ちようがない。
八方美人は結局誰からも信用されないという教訓は魔法使いの世界でもおんなじだった。
物語の核は、その魔法使い業界の権力争いだった。

これは世界の覇権を争う国家間の競争、
自動車産業の生き残りをかけた市場獲得争い、
中小企業の跡目相続争いなどと全く同じ構造、
醜い、はた迷惑、庶民にとってまるで益のない争いに過ぎない。

本シネマでも 当然のように人の命が奪われ財産が壊され、両方の陣営にエゴが拡大していく。
魔法使いという夢世界を敢えて汚していく必要があったのかな?

前作が2016年、まだこれからも続いていく2018年作のエンディングだった。
さて、魔法使いの覇権争いの決着とリアル世界の覇権抗争の決着、どちらが早いものか・・・それを見るのも面白そうだ。
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