嘘を愛する女 (2018)
文字数 564文字
【円熟 女優長澤まさみ】 2018/1/20
本シネマ、「あなたは誰?」というコピーで喧伝されている。
「あなた」とは高橋一生演じる謎の男、
問いかけるのはキャリアアビジネスパーソンの長澤まさみ。
僕がお二人を見たのはあの「セカチュウ」が初めてだった。
高橋一生はそれなりに気になるかっこいい同級生、
しかし白血病で死んでゆく亜紀の印象はあまりに強烈だった。
あれから13年、13年しかというか13年もというか?。
二人の競演がパブリシティの中心になっているのは近年の高橋人気のためだろう。
だけど本シネマは長澤まさみのための作品だった。
僕は全編に細やかに仕組まれた彼女の熟練の演技にただただ息をつくだけだった。
身元不明の男を気遣う、いや愛してしまう自己愛の強い女がそこにいた。
仕事のできる女、それなりに嫌味な女、ストレスに耐えられない女が変わっていく、
そして男の真情を知る。
「男と共有したい10個のこと」のシーンは僕の記憶にずっととどまる長回しシーンだった。
物語は実はサスペンス基調になっている、
が 俯瞰してみるとそこに「愛」が見えてくるという構造になっている。
男の正体を探偵と一緒に探り歩く瀬戸内の島々、
彼女にはやはり瀬戸内海がよく似合っていた。
長澤まさみのアップ映像が多い本シネマだが、
ラストシーンのきらめく希望、
円熟のアップシーンだった。
本シネマ、「あなたは誰?」というコピーで喧伝されている。
「あなた」とは高橋一生演じる謎の男、
問いかけるのはキャリアアビジネスパーソンの長澤まさみ。
僕がお二人を見たのはあの「セカチュウ」が初めてだった。
高橋一生はそれなりに気になるかっこいい同級生、
しかし白血病で死んでゆく亜紀の印象はあまりに強烈だった。
あれから13年、13年しかというか13年もというか?。
二人の競演がパブリシティの中心になっているのは近年の高橋人気のためだろう。
だけど本シネマは長澤まさみのための作品だった。
僕は全編に細やかに仕組まれた彼女の熟練の演技にただただ息をつくだけだった。
身元不明の男を気遣う、いや愛してしまう自己愛の強い女がそこにいた。
仕事のできる女、それなりに嫌味な女、ストレスに耐えられない女が変わっていく、
そして男の真情を知る。
「男と共有したい10個のこと」のシーンは僕の記憶にずっととどまる長回しシーンだった。
物語は実はサスペンス基調になっている、
が 俯瞰してみるとそこに「愛」が見えてくるという構造になっている。
男の正体を探偵と一緒に探り歩く瀬戸内の島々、
彼女にはやはり瀬戸内海がよく似合っていた。
長澤まさみのアップ映像が多い本シネマだが、
ラストシーンのきらめく希望、
円熟のアップシーンだった。