ビニー/信じる男 (2016)
文字数 489文字
【諦めてしまうことは簡単、それが怖い】2017/7/25
宣伝コピーに曰く・・・「狂気のカムバック、衝撃の事実」、
実はこのコピーが本シネマのすべてを端的に表現している。
主人公はイタリア系ファイターでチャンピオンになったビニー・パジェンサ、
キャリアトップの世界チャンピオンになったとき自動車事故で首の骨を折る。
シネマは、特殊な首固定装置を付けたまま復帰に向けてトレーニングを開始する主人公の心の裡に迫る。
チャンピオンタイトルを剥奪され、周りからは死人のように扱われることに苦悩するチャンプ、
さっさとボクシングをあきらめることが当然とみなされた状況のなか、出てきた言葉が
「諦めることが簡単すぎるのが怖い」。
おそらく、多くの人が経験する挫折の本質を突いた言葉だろう。
ケガや病気で人生に躓くことは、あきらめることを受け入れることに他ならない。
ビニー・パジェンサはそんな選択を拒否した。
無論、このような無謀な選択、まして命を賭した選択が誰にでもできるわけではない。
彼を支えたトレーナー、家族の力の結集が眩しかった。
主演のマイルズ・テラーがかってロッキーを演じたスタローンと二重写しになった。
宣伝コピーに曰く・・・「狂気のカムバック、衝撃の事実」、
実はこのコピーが本シネマのすべてを端的に表現している。
主人公はイタリア系ファイターでチャンピオンになったビニー・パジェンサ、
キャリアトップの世界チャンピオンになったとき自動車事故で首の骨を折る。
シネマは、特殊な首固定装置を付けたまま復帰に向けてトレーニングを開始する主人公の心の裡に迫る。
チャンピオンタイトルを剥奪され、周りからは死人のように扱われることに苦悩するチャンプ、
さっさとボクシングをあきらめることが当然とみなされた状況のなか、出てきた言葉が
「諦めることが簡単すぎるのが怖い」。
おそらく、多くの人が経験する挫折の本質を突いた言葉だろう。
ケガや病気で人生に躓くことは、あきらめることを受け入れることに他ならない。
ビニー・パジェンサはそんな選択を拒否した。
無論、このような無謀な選択、まして命を賭した選択が誰にでもできるわけではない。
彼を支えたトレーナー、家族の力の結集が眩しかった。
主演のマイルズ・テラーがかってロッキーを演じたスタローンと二重写しになった。