ドリーム (2016)

文字数 623文字

【黒人・女性の痛快サクセス物語】 2017/9/30



キャサリン・G・ジョンソン、ドロシー・ヴォーン、メアリー・ジャクソン 実在の数学者三人の壁を乗り越える姿が眩しかった。
1961年のNASAは現在以上にその存在価値が高かった、ちょうど今の北朝鮮のロケット開発に似ていなくもない。ソ連が宇宙開発で先行していた当時、単なる国の威信をかけた開発競争ではなく軍事上の、戦争の脅威にそれはつながっていたから。

そんなNASAに臨時雇用された天才数学者のキャサリン達黒人は、州の人種分離政策のため劣悪な職場環境のもと、仕事そのものも白人の下働きを強いられる。
キャサリンはせっかく白人男性ばかりの職場(SPACE TASK GROUP)に抜擢されても、白人上司から「女だ、黒人だ」という点でその能力を認められないばかりか、黒人用トイレに行くため長時間離席し叱責されるが誰も気づかってはくれない。
ドロシーは黒人というだけで管理職の機会を絶たれ、
メアリーも州の教育制度のためNASAでのエンジニア資格に手が届かない。

本シネマは、黒人の能力を証明しNASAで初のXXXXになった彼女たちの苦悩のサクセスストーリー、今の日本の政治家、企業家、教育者にぜひ見てもらいたい。
乗り越える理不尽な壁など、最初からない方がいい、そんな壁の存在に気付いているのですかと?聞いてみたい。
女性のくせに、外人のくせに、学歴のないくせに、○○○のくせに云々(でんでん)と差別していませんか?
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