ジャック・リーチャー NEVER GO BACK (2016) 

文字数 628文字

【ジャック・リーチャーと頼りになる仲間たち】 2016/11/11



ホームレス・ヒーローをトム・クルーズが演じるシリーズ第2弾、楽しみにしていた。
お金はもちろん、携帯も着替えも持たずに旅するジャック・リーチャー、
彼の行く手には正すべき正義があるから・・・好きな設定だった。

本作では、古巣陸軍憲兵隊での正義を正していく。
敵対する悪は民間軍事顧問会社、アフガンコネクション、一匹狼の殺し屋。
さて、本物のプロ暴力集団を相手にジャックはどう孤軍奮闘するか?
このあたりが見所になるのだろう。

今作では、しかし相棒ができる、それも二人の女性。
一人は同じ憲兵隊の司令官で、事件によって部下を失い自らも追われる立場の美人少佐だ
(コビー・スマルダーズが艶っぽく女丈夫を演じている)。
もう一人は、ジャックの隠し子と称するサマンサ、15歳、
お約束通りジャックの弱点となり足手まといになる。

シネマは、何のことはないこの3人が巨悪に立ち向かう経緯を描いていく。
ジャックの容赦ないプレッシャーが本シリーズの見所なのだが、
二人の女性が一緒なので、勢いが悪い。
エド-ワード・ズウィック監督久々のアクションだったが、
シャープな切れがない、古典的イメージすらした。
トムもホームレス・ヒーローの割には
しっかりとお肉がついた体でのアクションが苦しそうだった。

つまるところ、
強固なフェミニズムの憲兵少佐と15歳のかわいい悪魔に振り回されたトムと悪人たち。
やはり近頃のアクションシネマはデフレ気味だった。

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