96時間 (2008)

文字数 563文字

【男親は悩みます】 2010/3/14



娘を持つ男親として身につまされるストーリーなのだろう。
娘が海外旅行中に誘拐され、96時間以内に救出しなければ娘は闇に消えることを知ってしまったら・・・どうする?
男親の器量を問われる重い「if]だけど、
現実問題として深刻に考える男親はそうそういないだろう。
では、
96時間後ではなく、
30年後に誘拐された娘が異国に留めおかれていることを知ったしまったら・・・どうする?
決して現実感乏しい話題ではない。

実はこんなに深刻なテーマが、本作品ではあっさりとフレンチアクションで片付けられてしまう。リュック・ベンソン製作ならではの海外(パリ)で誘拐された娘を取り返すアメリカの男親の信じられない活躍。
確かに彼は元CIA諜報員だという設定だけど、こんなスーパーなCIAなら最近の007でも敵わない。例えて言えば「ランボー」がパリに出現した・・・・としてもそう間違いはない。

拳銃を撃ったこともなく、空手もできず、
カーチェイスなんて見たこともない男親はただただ唖然とするのみ。

間違っても「一家に1挺」銃を持つべきとも思わない。
といって、パリに娘を行かせるに際しCIAにガードを頼む伝もない。
・・・などと悩む必要はないのだろう。
いつもはダメパパが娘に認められたことを素直に喜べばいいのだ。
余計なことは考えずに。
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