NOEL ノエル (2004)

文字数 635文字

【人間の本質は善】 2007/11/28



もうすぐ、クリスマス。
感動先取りで、すがすがしい気分になれるシネマだ。
僕のような敬虔なる真宗興正派の仏教徒でも、深い愛が奇跡を起こすお話は宗派を超えて受け入れられる。

本シネマはクリスマスに起きる複数の愛の物語がグランドホテル形式で進行する典型的な心暖まりタイプ、北風が冷たいこの時期には外せませんね。
その愛とは、
親子、夫婦、恋人たちの愛・・
その愛がクリスマスの朝に大団円に至るまで、
トラブルのあれこれに登場人物がニアミスしながらも優しく、
しかし心を強く生きていく姿が描かれている。

僕はこのような甘っちょろいシネマも好きだ、
人間の本質は善だと信じているから。

今作品で愛を作っていく俳優達は、
スーザン・サランドン、ペネロペ・クルス、ポール・ウォーカー。
スーザンの実在感は目を見張るほど、ほかの出演者が霞んでしまうほどのたいした演技である。
そうなるとポールでは男優側の力不足は否めないところだけど、実はシークレットキャストが用意されていて(どこにもクレジットされてないが)、彼がとても重要な役を演じている。
さてその人の名は観てのお楽しみ・・・たまにはネタを隠したままにしておく。
でもこれって、本人は自分が有名だと思ってるからクレジット無しでも平気なのかな?
それともこれこそが「星降る夜の奇跡」なのだろうか。

「ラブアクチュアリー」タイプだけど、それほど複雑でない分、気楽に愛の感動に包まれること間違い無しの、クリスマスお薦めシネマでした。
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