ジョン・ウィック:コンセクエンス (2023)

文字数 790文字

【ジョン・ウィックのオデュッセイア 完結・・・!?】 2023/9/2


オリジナルタイトルはチャプター4で今まで通り淡白なものだが、内容は濃厚アクションである、これまた今まで通りだった。
ジョン・ウィック式という名の接近戦アクションのきめ技を数々生み出した本シリーズもさすがアイデアが乏しくなってきたようだが、それでも真上からの銃撃シーンなどは一応斬新だったと言っておこう。

第一章から始まった裏社会勢力とのたった一人の戦いは、章が進むごとに拡大していき、とうとう全世界の組織から狙われることになる。その首にかけられた賞金は4000万ドルに吊り上がる始末だ。 当然群がる有象無象たち。
今までほんとにほとんど味方のいなかったョン・ウィックに今作では二人のアジア人が古くからの友人として登場する。 演じるのはドニー・イェンと真田広之のお二人。
二人とどんな過去を共有したのか、いかなる絆を結んだのか・・・というところは不明のまま彼らとの友情が殺伐たる殺戮シーンに花を飾っている、まるで昭和残侠伝の義理と人情渡世だった。

今作では中近東砂漠から、ニューヨーク、パリ、大阪、ベルリンの裏社会をさ迷うジョン・ウィック、彼を支える真の友人たちと家族。 加えて ジョン・ウィックの血脈が明らかになり、一度断ち切った闇一族の元に戻る、長い旅路の果てに。
全ては愛する妻のため、正確に言うと妻が愛した可愛いビーグル犬のため始めた復讐の旅が終わろうとしていた。

ジョン・ウィックシリーズでは毎回犬が登場し極めて重要なキーを担っているが、今作でもそのお愉しみはしっかりと守られていた。 犬から始まり、犬で継がれ、犬で終わるオデュッセイア。
ビーグル好きの僕には堪らないシリーズだったなと、神妙にジョン・ウィックを悼んでいたところ・・・・
エンドロールの後の追加シーンは、いったいなに?
まだ続くってことなのか。
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