ピエロがお前を嘲笑う (2014)

文字数 516文字

【年代ものワインを、新しい革袋でどうぞ】 2015/9/19



ドイツシネマを観るのは久しぶり。
ドイツのお堅いイメージと違って情緒濃厚な映像が多かった記憶がありますがそれも30年以上前のお話。
本シネマは、コンピュータワールドをベースにしたコンテンポラリーな体裁になっています。
主人公たち4人組のホワイトハットと、ロシアマフィアとつながりがあるブラックハットとのハッカー同士の争いがメインテーマです。
ホワイトハットのブランドがC・L・A・Y (Clowns Laughing At You) 、名前のとおりネオナチをからかったりの能天気なグループですが、主人公のハッキング技術は超一流です。
おふざけ度合いが過ぎて、ブラックハットから命を狙われることになってから、彼らが使ったトリックとは何か?

トリックの中身同様、シネマ構成のトリックも仕組まれているのですが、
これらトリックは過去のシネマ史において輝ける実績のある「二作品」の使いまわしです。
でも上質のワインは年を経るごとに旨くなるように、現代のハッカーたちの手にかかってもこの伝説ネタは芳香を漂わせしっかりしたフルボディのお味でした。

ネタバレしたくないのです、ぜひ観てみてほしいものです。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み