ラストレター (2019)
文字数 502文字
【《美咲》って《ラブレター》のこと?】 2020/1/21
一人二役の若き女優さんの才能がすべてのシネマでした。
広瀬すずさんと森七菜さんの二役の演じ分けに僕は涙しました。
繊細でいて大胆で、何よりも思い切りのいい若さに眼がくらんで涙しました。
「ラブレター」の柳の下シネマだとは思いたくないけど
どこかでその欠片を探していたりしていましたところ、
豊悦、美穂コンビが現れたのには驚いたものです・・・
なるほど、これは確信犯だろうと気づきます。
そうすると一発ヒット小説を世に出した後、
その後もその世界から抜け出せないまま低迷していた小説家乙坂は誰なのか?
何度も処女作本にサインを求められて、
腑にに落ちないままに応じる売れない作家乙坂は何を象徴しているのでしょうか?
一時は小説をあきらめた乙坂がもう一度同じモチーフで描き始めるこのエンディングは
何を語るのでしょうか?
映画作家 岩井俊二が戻ってきました。
今作でもマイペースの優雅な時の流れ、
美しい映像の裏に仕込まれた皮肉な微笑み、
大きな欠落のある緻密さ、
シネマは尖鋭でなくてもいい、オーソドックスでいい、自己主張の繰り返しでいい、
そんな岩井フィルムを次回も期待しています。
一人二役の若き女優さんの才能がすべてのシネマでした。
広瀬すずさんと森七菜さんの二役の演じ分けに僕は涙しました。
繊細でいて大胆で、何よりも思い切りのいい若さに眼がくらんで涙しました。
「ラブレター」の柳の下シネマだとは思いたくないけど
どこかでその欠片を探していたりしていましたところ、
豊悦、美穂コンビが現れたのには驚いたものです・・・
なるほど、これは確信犯だろうと気づきます。
そうすると一発ヒット小説を世に出した後、
その後もその世界から抜け出せないまま低迷していた小説家乙坂は誰なのか?
何度も処女作本にサインを求められて、
腑にに落ちないままに応じる売れない作家乙坂は何を象徴しているのでしょうか?
一時は小説をあきらめた乙坂がもう一度同じモチーフで描き始めるこのエンディングは
何を語るのでしょうか?
映画作家 岩井俊二が戻ってきました。
今作でもマイペースの優雅な時の流れ、
美しい映像の裏に仕込まれた皮肉な微笑み、
大きな欠落のある緻密さ、
シネマは尖鋭でなくてもいい、オーソドックスでいい、自己主張の繰り返しでいい、
そんな岩井フィルムを次回も期待しています。