デジャヴ (2006)

文字数 543文字

【ノーブレッシングの心地よい疲労】 2007/3/9



シネマに集中できることは幸いなることだ。創り手もそして観客も。
デンゼル・ワシントンが見せた、近年ベストパフォーマンスは、実にこの集中力に尽きる。

ハンサムで頼もしくて生き生きしたデンゼルが戻ってきた。
別に彼一人がコンセントレートしてたわけではなく、
スタッフ、キャストの統合集中力にも心から感服した、称賛したい。
タイトルから、サイコサスペンスをイメージしていたが、予想外の骨太のシネマだった。
そのコンテンツは盛り沢山で味わいも深い;

■ ポリス(エージェント)ストーリー
■ 時空を超えたロマンス
■ ハードコアタイムトラベル
■ サイコテロリスト
■ ネオ・パラレルワールド
■ 上記を支えるパワフルなカメラ作業とスタント
それぞれのエッセンスがうまく化学反応し、融合し結晶として輝いている。
ひとつのシネマにこれほどの多様性が凝縮されたことはかって無かったかもしれない、
いや無かった。
言葉では表現できない映像の圧倒的迫力に、ただただ翻弄され魅了されるばかりだった。
ひとつ気がかりがあるとすれば、
観る側にこのシネマの密度、深度に耐えられる体力と好奇心、
そして集中力が充溢であるか、どうか?

疲れること間違いなしでもある。
心して、観るシネマだ。
面白さ保証。

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