ブラックパンサー (2018) 

文字数 540文字

【ソロ・シリーズを期待】 2018/3/6



アフリカの大地は僕の郷愁を呼び覚ましてやまない、たとえそれがCG映像でも。
そんな人類の根源的故郷と世界最強国力のワカンダ王国のブラックパンサー伝説がミックスされるととんでもない化学反応になる。

本作品にはアフリカ系アメリカ人の役柄はない、一方キャスティングではアフリカ系アメリカ人ばかり(CIA工作員が唯一の白人)。
すべてがワカンダ人、秘密のベールに覆われたワカンダ王国の物語だった。
だから、マーベルのお約束の地球危機は用意されていない。
ワカンダ王国内の内輪の争いに終始している、つまりは跡目相続争い。
見事に世俗的ではないか!

その顛末は、しかしながら今時のこと、かなり複雑な展開になっていて一時も退屈することはない。VFXも十分に楽しめるレベル、
マイケル・B・ジョーダンを悪役に使うほどの贅沢なキャスティングも太っ腹だった。
(どうやらマイケルはクーグラー監督の秘蔵子らしい?)

そんな唯我独尊の豊かな王国ワカンダが世界平和貢献に力を尽くすことになるところでハッピーエンド。
国王曰く:
「人類は相違点より共通点の方がはるかに多い」
「危機を目の前にしたとき、橋を架けるべきであり、壁を作ることはない」
ハリウッドに徹底的に嫌われたT大統領さんだった。
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