スター・ウォーズ/フォースの覚醒 (2015)

文字数 364文字

【訣別と再生】 2015/12/22



彼らと出逢ってから38年が、彼らと別れてから32年が経った。
レイア姫、ルークそしてハン、彼らと同じように年を重ねた僕は、壮大な物語の中で彼らと再会した。
よくぞ元気な姿を見せてくれたものよ。
それだけで、このシネマは意味があった。

人間は老いるが、世界はその歴史を刻み続ける、あたかも何事もなかったかのように。
そして歴史は繰り返し、愚挙はなぞられ、人間は過去から学ぶことをしない。

光と影はひとつになる、理力は諸刃の剣。
正義もまた語り部のために在る。

彼らは、そんな人生のひとコマを、こともあろうかスペースオペラで教えてくれる。

スターウォーズは新しい物語に移っていくのだろう。
その前に訣別することがあった。
エピソード7は、そのためにどうしても必要だった。

僕も、新しい世界を覗いてみたい、できれば早めに。
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