アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン (2015)

文字数 797文字

【マーベルマーケティングの成果は?】 2015/7/6



アイアンマン、キャプテン・アメリカ、マイティ・ソー、ブラック・ウィドウ、ハルク、ホークアイ そのほかヒーロー総員召集にはわけがある。
まずは、コミックネタではなく現在のSFX表現にも耐えられる映像ネタを創作することを前提とした。
SFX技術の進化は当然そのコストも大きく膨らませている。
マーベルとして利益確保のアイデア、またはリスクテイク対策を必要とした。
コスト集中に対応してマーベル作品を集約し、2012年夢のオールスターシネマが実現した。

ここまでは前作のマーケティングであり、実際に大きな収益を得ることができた。
この時、マーベルはヒーロー単品販売より福袋セールスの美味しい味を覚えてしまった。
そして本シネマではこの戦術に拍車がかかっている。

ヒーローたちが一致団結して地球の、そして人類のために戦うコンセプトにひねりが加わった。
地球を救うために人類を死なせてしまっては全く意味がないので、戦う場所に気配りする・・・・人がいないところを選ぶ。
ハルクは無制動になりがちなので、この気配りが難しい、そこでハルク抑制ツールが硬軟揃えて用意されている。
ヒーローチームは必ずしも意見が一致しない、いや仲間割れすら生じてくる。
ヒーローの生い立ち、それもダークサイトを炙り出して彼ら・彼女らの弱みをさらけ出す。

それもこれも、ヒーロー集団だからこそ一致団結が難しいこと、
それでもなおチームは人間的な弱音は吐きながら目的に向けて協力し合います・・・という気高いコンセプトがここに確立されている。

各ヒーローの活躍は、まぁ予想した通り、レベルの高いSFXを堪能できた。

老婆心:
昭和30年代に東映オールスター出演で「忠臣蔵」を毎年のように製作していた。
これは忘年会余興のようなもので、お抱え俳優だからギャラコストも知れていた。
この豪華アベンジャーズシリーズはどうかな?
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