ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス (2018) 

文字数 622文字

【永遠のパンク・ロッカー ウェストウッド】  2019/1/7



「ヴィヴィアン・ウェストウッド」強烈な個性のハイファッションブランド
・・・という認識しかなかった、大いに後悔しているところだ。
むろん彼女の洋服を知らないわけではなかったが、普通の勤め人にはかなり縁のないブランドだった。(ネクタイを持っていたことがある程度、現実にはオートクチュールコレクションを観て楽しむだけだった)。

本シネマはそんな僕に、ファッション業界の頂点に昇りつめた一人の女性の生きざまを、
ブランドイメージ通り強烈に訴えかけてくれた。
主にヴィヴィアン本人と公私のパートナーであるアンドレアスのインタビューで
彼女の実像に迫る。
一方で、反対尋問のような
スタッフ、スポンサー、二人の息子の辛辣なコメントも盛り込まれていて
極上ノンフィクションシネマになっている。

もちろん彼女の活動家としての元気印はシネマのベースになっていて、
セックスピストルズに代表されるアナーキー、
地球救済のグリーン運動など僕が知らなかった沢山のガッツに触れることができる。

ファッションハウス、それもデザイナー独立型ブランドの苦しい台所状態は
ヴィヴィアンの年齢(78歳)を考えなくてもよくわかる。
何度もの挫折から立ち直り英国勲章を授与されるまでになりながら、
いまだに自らデザインにこだわるヴィヴィアンにここは素直に感動した。

シネコンの帰りに、近くのヴィヴィアン・ウエストウッド・マンのお店に立ち寄ってしまった。
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