シェフ 三ツ星フードトラック始めました (2014)

文字数 571文字

【ロックだねェ、料理も】 2015/2・28



TVドラマもどきの蛇足邦題も、ロックのノリで許しちゃう。
その蛇足タイトルの「フードトラック」の人気メニューが、キューバサンドイッチだし後半はキューバンミュージック満載なのだけど、やっぱし、この作品の骨は、ロックだ。

主人公はロスの名シェフと言えども、所詮は雇われシェフ。
オーナー(ダスティン・ホフマン)に逆らってあっさり首になり路頭に迷うところから、ロックが始まる。
別れた元妻の外助(?)の功や、元妻の元夫(ロバート・ダウニー・Jr)のYKな支援もあってバス屋台で料理の真実を求める道を選ぶ。
お客の美味しいがシェフの喜びというロックだ。
さて、マイアミからロスまでのキッチンバスの旅の巻き起こるロックな出来事が僕をワクワクさせてくれる。

本シネマに、しかしながら、いまどきのSNSが重要な要素になっている。
ツイッター炎上、グルメブログ、バス到着位置情報などなど…ただしこれはさすがにロックじゃない。
その非ロックなエピソードをしっかりとカバーするのが、リアル「料理」の数々。
サンドイッチもさることながら、主人公のオリジナル料理、その料理工程が見事にロックだった。

主人公が元恋人のウエイトレス(スカーレット・ヨハンセン)に作ってあげたペペロンチーノに僕はロッキンロールしてしまった。
早速真似して作ってみよう。
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