ホビット 思いがけない冒険 (2012) 

文字数 708文字

【冒険ファンタジーはかくあるべしのスタート】 2012/12/31



多謝、TOHOシネマズ「1ヶ月フリーパスポート」!
フリーパスポートがなければ、きっと観ないままだったに違いない。
「ロードオブザリング」の前日譚だということと、
予告編の映像がまさに「ロードオブ・・・」そのものだったことで、
そこに「未知の感動」は無いだろうと判断した。
ともあれ170分の長い第一部を鑑賞した。

三部作完結だとの知識は持っていたので、「始めチョロチョロ・・」ぐらいに思っていたら、
予想を超えたスピード展開に意表を突かれた。
13人の浪人たちによる「お家再興」冒険ストーリーだと認識した、
その敵(かたき)は悪辣強力なお化けドラゴン。
冒険譚としてはベーシックでわかりやすいし、日本人の精神構造にも受け入れられやすい。

というわけで、
いくぶん古い精神構造の還暦過ぎ日本人としては、ほぼ抵抗無く物語りに入っていけた。

なぜホビットがこのミッションに参加するのか(招聘されるのか)?
がもうひとつの本シネマのテーマであろう。
ウォリアーでもなくスパイでもないホビットが持っているものは
「純粋な冒険心」と「仲間への忠誠意識」。
第一部から繰り広げられる邪悪な部族との戦闘シーンはシリーズ全体構想の概要説明にもなっているのだろうが、その戦いを通じて仲間との信頼を築いていくホビット。

冒険ファンタジーはかくあるべしのスタートだった。
人は冒険し、成長し、自身の価値を高める。
挑戦しなければ何も得るものは無い。
NO PAIN、NO GAIN.

おかげさまで、シリーズの続きを観ることになるだろう。
TOHOシネマズのフリーパスポートもきっちりとプロモーションに繋がっているのだ。


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