ザ・ガンマン (2015)
文字数 354文字
「ザ・ガンマン」というタイトルも大胆だが、コンテンツもタフでマッチョ。
民間軍事会社に勤め、コンゴで警備任務の元特殊部隊隊員の復讐劇・・・というとてもシンプルな流れの中、とにかくション・ペンが多彩な武術、射撃を披露してくれる。
近年、一風変化に富んだカタキ役を愉しんでいるとしか思えないハビエル・バルデムがその対極の卑劣漢を好演。このお二人を観るだけでも目の保養になる。
グローバル企業による国際的陰謀、愛する女性との別れと再会、罪への償い、仲間の裏切りと友情などを盛り込んで、ガンマンの暴力は弥が上にもエスカレートし暴発していく。
そのために、肉体からマッチョになったショーン・ペンも一見の価値あり。
俳優であれば一度はこんなタフガイを演じてみたいものだろう。
ショーン・ペン自らのドリームシネマと言い切ってしまおう。