ALWAYS 続・三丁目の夕日 (2007)

文字数 611文字

【ねちっこさに負けた】 2007/11/4



メインストリームは貧乏作家の栄達と恋の結末
・・・・これが前作から継承した貴重なる同一ネタ。

教訓:
愛は告白してみるもの、
夢は追い求めてみるもの、
小説は書いてみるもの、
そして、
小説は読んでみるもの、
シネマの続編も同じく、観てみるもの・・・也。

文句を言うなかれ:
同じネタで執拗に感動を迫るのが続編!
前作を観てないとディーテイルが理解できないリスクは、
前日の日テレ放映で言い訳が立ってる!
堤さんと吉岡さんが目立ちすぎるのではなくて、ほかが目立ちすぎない!
っていうか、お二人が上手すぎるっていうか、あとが下手っぽいってこと!

前作を
「度の過ぎた意図的演出はやはり品が良くない」と偉そうに申し上げたが、
今作は、もはや品格を投げ放っての捨て身戦法が奏功したやに思える。
昭和34年、一平君と同じ年頃だった僕にとっても
あまり意味のないVEX再現懐古シーンを、なぜ延々と見せつけられるのか?
そうこうするうち、
ふっと、懐かしい想いがよぎることがあったのも否定できない。
これでもか、これでもかの波状攻撃に、洗脳されるがごとく魅入られてしまう自分が信じ難い。

「ねちっこさに負けた・・・?いいえ世間に負けた」
世間が観るシネマは、我も観るべし??

老婆心ながらのフォロー:
冒頭の怪獣攻撃シーンとこれに立つ「東宝SCOPE」のタイトル、
ラストの皆がにっこり微笑を浮かべ見せた白い歯が夕日に輝く、
これはナイスだったね。

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