エイプリルフールズ (2015)

文字数 535文字

【ラブストーリー、日本でもできるじゃん】 2105/4/4



特定日に集中する(今回はエイプリール・フール 4月1日)群像ドラマは定番と言えば定番。
しかし予想以上のラブストーリーとしての完成度に驚いた。
特に欧米ではもはや徹底的に古臭い恋愛エンディングシーン(見てのお楽しみ)がこんなにサマになっているのも珍しい。
そしてまさかの、エンディング2段ロケットまで用意されているとは・・・・。

ネタバレなしで感想を述べると、以上のようになるが、
近年まれにみる爽やかで心温まるドタバタラブコメディであることは保証する。
群像ドラマを標榜するだけあって曲者俳優さんたちが、持ち味を発揮してくれる。
・・・というか全員がオーバーアクション気味で物語が推移していくので、
そのあとに仕掛けられるカタルシスに想いきり嵌まることになる。

主演の松坂さん、戸田さんの演技ギアーの切り替えはお見事、
途中まではどうなるかとヒヤヒヤしたが大団円にて僕を泣かせてくれた。
高齢夫婦の絆、詐欺占い師の怪しさ、刑事と指名手配犯の運命、誘拐犯の真実などなど
コアストーリーに絡まる枝話がラストで終結するのは予想した通りとはいえ脚本勝ちだった。

スピードある展開、笑いと涙、そして訪れる調和と驚愕。
日本シネマもまんざらではない。

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