ナイスガイズ! (2016)

文字数 535文字

【1970年代のダーティ-ヒーロー】 2017/2/22



デブだけど腕っぷしの強い殴り屋(ラッセル・クロウ)と依頼人から金をむしり取るアル中探偵(ライアン・ゴスリング)のコンビが僕のツボにはまった。
実は、探偵のお嬢ちゃん(アンガーリー・ライス 15歳)のすでに出来上がった妖艶な女優美にも惑わされながらであったが。

シネマのベースは、コメディとアクションの二本立て。
アクションは2016年流行りの超リアルなガンアクションはじめ、スタントマンが大勢活躍する見せ場がたくさん盛り込まれている。
そしてコメディパートといえば、爆笑会話とコントのような展開でしっかりとシネマを支えている。
どっちかにしろ・・・というご指摘もあろうが、そこは主演お二人を見れば歴然だった。
お二人とも、本当に楽しそうにこの凸凹コンビを演じている。

しかも、取り扱う事件が現在問題になっているアメリカ製造業の基盤である自動車業界の汚職とは・・・さえないヒーローたちがアメリカの凋落を憂いていた。
《アメリカをもう一度偉大な国に》と扇動する政治家への、ささやかなハリウッドの反撃だった。

老婆心:
1977年が舞台になっている、
カー、ファッション、インテリアなど懐かしい風景を見ることができたのは、大きなオマケだった。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み