パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊 (2017)

文字数 645文字

【やっぱり美味しかったな 海賊定食】 2017/7/3




定食飯(めし)の美味しさは、なんといっても安心して頬張れること…不味くないことを知っているから。その定食も廃番となってしまったのが、シリ-ズ3作目の「ワールド・エンド(2007年)」だった。
「いつまでもあると思うな美味い定食屋」の例えどおり、ハッピーエンディングに涙したものだった。

ところがどっこい、2011年に「生命の泉」でシリーズが復活する、がしかし、もはやそこにはあの定食屋の面影はなかった。
そしてこのたび、めでたくも2回目の完結編を迎えるがごとくの大団円のデジャヤブ。
この復活のキーは、ウィルとエリザベス(オーリーとキーラ)の美男美女カップルだ。
このお二人が10年ぶりに登場するだけで定食屋が活気づいてくる(実際はミニマムの出演だけども)。
本シリーズがいかに群像物語だったかということを今作で思い知ることになる。
ジャック・スパローの映像だけでは持ちこたえなかったことは4作目で思い知っていた。

今作は、ウィルとエリザベスの息子ヘンリーにその重要な群像の一つが分け与えられている、世代交代の妙だった。男前ヘンリーの相手にはカリーナという美女、出自曰く付きのふたりがジャック・スパローを盛り上げる。
そうそう、10年前のウィルとエリザベスのように。

定食屋には間違いなくおいしいメニューが用意されている、老若男女がみな満足できる定食が。
久しぶりの海賊定食は安心の美味しさだった。
そして、新しいメニューはことのほか新鮮で歯ごたえがよかった。
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