バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 (2016)

文字数 716文字

【ヒーローも まとめてなんぼの 叩き売り】 2016/3/25



DCコミックスのヒーロー達複数競演シリーズの始まり始まり・・・
なんだか投げ売りのようで気が滅入る。
本シネマの元になるのは「スーパーマン」、でバットマンが後入りした形なのだろう。
スーパーマンのキャスティングが変わらないのに、
バットマンは、ベン・アフレック以下総取っ換えになっているのだから。

タイトルにも対決(Versus)を明らかにしているぐらい、
バットマンとスーパーマンが死力を尽くして(?)闘うのだが・・・。
このあたりは予告編が見事な効果を出していて、
本編を観ないと真実がわからない仕掛けになっている、お見事だった。

ところでベンのバットマンは、
現在アメリカの世論の支持を得ている某大統領候補にも通じる
極端な人類至上主義者としてスーパーマンと戦う。
善人といえども異星人に地球の運命を託したくない、
と頑なに信じる偏執的バットマンをベンは好演している。

今作ではアマゾン族のワンダー・ウーマンまでもが登場するが、
今後のシリーズでは続々とそのほかの怪物ヒーローが出てくる模様だ。
そうすると、シリーズの軸になるのはやはり人間代表のベン・バットマンなのだろうか?

さて、スーパーマンとの真剣勝負はというと・・・・
どう考えてもバットマンには勝ち目はないのだが、
そこはご都合主義のスーパーマンキラー武器をあっさりと作ったりしている。
つまるところ、バットマンの個性もノーラン陰鬱路線から
大幅にコミックテイストに変更されていた。

それにしてもである。
一枚看板で通用するバットマンとスーパーマンをコンビで売り出す。
オマケにワンダーウーマンまで付いてくる。
世界的不景気の波を感じないではいられない。

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