こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話 (2018) 

文字数 568文字

【ほんと 「ググッ」 ときた】  2018/12/28



相変わらず「北海道」貢献度大の大泉さん、
そして俳優としての進化も止まらない。
タイトルにもある通り実話、それにしても命を懸けた独立精神の主人公の生きざまが愛しい。

実在の主人公は札幌生まれ、
本シネマの核となるのも札幌市民ボランティア、
大泉さんがこの役に心血を注いでいるのがよくわかる。

北海道を舞台にしたシネマに積極的に出演することができるほど
日本シネマ界は懐が広くはない。
そんな状況でこれほど北海道愛を示す大泉さん。
「名無し探偵シリーズ」もいいけれど、やはりモデルのいる実話の説得力は数段強力だった。
北海道の、道産子の素敵なPR になるという意味で強力だった。

シネマとして、「予告編シネマ」に陥るのかな?  
という心配も冒頭であっさり消えていく。
予告編コンテンツは ほぼオープニングタイトル前で明らかになる。
そこからの主人公の我儘ぶり、それを支えるボラ(ボランティア)の献身が始まる。
共演というより文字通りサポート役になった高畑充希がこれまた大泉さん同様に輝いていた。

「健常者も生きていくのは大変だね」
・・・と難病患者に同情されるような生き方はすまい・・・
そう決心した。

予告編で笑いを取られた 「あっ いま ググっときた」の言葉、
観終わって 心からググットきたことをお伝えしたかった。

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