ダーク・シャドウ (2012)

文字数 550文字

【毒不足】 2012/6/3



【ダークシャドウズ】というタイトルだけにブラックだぜぇ~。
196年ぶりによみがえったヴァンピエールが巻き起こす珍騒動。
甦ったのが1972年、その時代の風景を楽しめるのも団塊世代の特典だろう、アメ車、ポップス、ファッションに笑い泣きした。
ただし、
ティム・バートン/ジョニー・デップ組み合わせにしては毒素不足気味だった。
「心」と「肉体」の両面におけるアンチ・エイジングが今回提起された問題、確かにフレッシュすぎるテーマでもない。
究極の愛は「唯我独尊の所有」、究極の若さは「他人の血で贖った命」というメッセージも、いまさらながら・・・の感がする。

そんなこんなで今回は、人間の善意の裏に見える欺瞞とか、恐怖にしびれる中でこそ感じる真実などにはお目にかかれない。
お化け同士の確執と浦島太郎のギャグに苦笑いしつつ、そうは言ってもジョニー・デップに感心していた。
ジョニー本来の二枚目の容貌を観なくなって久しい、今回はパンダメイクと血だらけコスチューム。ひょっとして最近のファンは彼の俳優としての素顔を知らないのではないだろうか?
先日,マイ戦争コレクションBDで「プラトーン」を観ていて、ハンサムジョニーに出会った。
クールもいいけど、たまにはしゃきっとした二枚目の演技も見てみたいものだ。
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