ジャクソン・ジェイル (1976)
文字数 448文字
【アメリカは前進する】 1978/7/26
目黒スカラ座は正真正銘の二番館、007シネマと本作がカップリングされている、なかなか味のある組み合わせだった。
アメリカ独立200年の記念する年1976年に製作された、アメリカの恥部またはこれこそがアメリカというシネマだ。
ロスアンゼルスからニューヨークに向かう女性が巻き込まれるレイプ犯罪、それも警官による留置場でのレイプは衝撃的すぎた。
アメリカ南部の偏見と無法を目の当たりにして、アメリカの本当の姿に改めて気づくという展開は 「またですか」でもある。
独立200年祭がCOUNTRY(田舎)のあきれ返る保守と傲慢と無知をさらけだしても、それはまた一つの自由なのだ。200年という短い期間では成熟しない幅広いアメリカだが、これからも前進していくのみという思いが、主人公女性から、ひしひしと伝わってくるのが救いだった。
主人公を演じたイベット・ミミューは、そんなプライドの高い前に進む女性を演じている、今まで気づかなかったのは無念だ。
(記:1978年7月26日)
目黒スカラ座は正真正銘の二番館、007シネマと本作がカップリングされている、なかなか味のある組み合わせだった。
アメリカ独立200年の記念する年1976年に製作された、アメリカの恥部またはこれこそがアメリカというシネマだ。
ロスアンゼルスからニューヨークに向かう女性が巻き込まれるレイプ犯罪、それも警官による留置場でのレイプは衝撃的すぎた。
アメリカ南部の偏見と無法を目の当たりにして、アメリカの本当の姿に改めて気づくという展開は 「またですか」でもある。
独立200年祭がCOUNTRY(田舎)のあきれ返る保守と傲慢と無知をさらけだしても、それはまた一つの自由なのだ。200年という短い期間では成熟しない幅広いアメリカだが、これからも前進していくのみという思いが、主人公女性から、ひしひしと伝わってくるのが救いだった。
主人公を演じたイベット・ミミューは、そんなプライドの高い前に進む女性を演じている、今まで気づかなかったのは無念だ。
(記:1978年7月26日)