X-ミッション (2015)

文字数 509文字

【Xスポーツ啓蒙シネマです】 2016/2/21



懸念していた通りの「予告篇シネマ」だった。
シネマのミッションが、しかしながら、Xスポーツ紹介・啓蒙だとすれば当初の目的は達成したのかも?

本作のウリは、ずばりX スポーツの強者どもがCGではなく実写で大スクリーン狭しと魅せてくれるところ。ただし、それはFBI 捜査員の潜入捜査というストーリーに隠れた裏方スタントとしてという制約がある。
さて、その潜入捜査対象はというと、地球を搾取している大企業に環境ペナルティを科すという愉快犯罪グループだ。さらに、その根本には、なにやら東洋的な「悟り」習得のための修行があるという。

FBI潜入捜査、東洋哲学、そしてXスポーツの三位合体は、なるほど難しい。
商業シネマの形をとっての Xスポーツ振興目論見は大きく空振りした。

ただし、Xスポーツのデモンストレーションは見ごたえがあった。
モトクロス、サーフィン、スカイダイビング、フリークライミング・・・の実写には度肝を抜かれる。とはいっても、俳優のXスポーツシーンは明らかに合成されたもの、かえって興ざめになるのは皮肉なものだった。

Xスポーツだけのドキュメンタリーを観てみたいと思ったりした。
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