がんばれ!ベアーズ特訓中 (1977)
文字数 532文字
【奪われたベアーズスピリッツ】
前作を超えた続編は数少ない、「ゴッドファーザー」と「「エクソシスト」くらいかな。
ということで本シネマはレベルの低さが際立っていた、もっとも続編というよりはシリーズ2作目と考えればシリーズの中の浮き沈みともいえる。
大ヒットした第1作から大幅な変更があったのはキャストのチームメンバー、子供たちの成長は早かった。
テイタム・オニールとウォルターマッソーの親子コンビを受け継いだのは、ジャッキー・アール・ヘイリーとウィリアム・ディヴェイン。
それに合わせて入れ替わったスタッフが、観どころであった親子の取り扱いをそのまま踏襲し、もはやパターンにすらなっていた。
もしかしてスタッフ一同で長寿シリーズ「フーテンの寅さん」を勉強したのかと思うほど「親子の情」が繰り返される。
前回同様3点差満塁での走者一掃の長打、前作のレプレイを見るようなクライマックスの展開だった。大きな違いは前作がホーム封殺で敗北するのに対して本2作目は逆転勝利する。
前作は勝利にはたいして意味がなかったことに対して、今作は勝利して日本遠征する必要があった。
シリーズ化という大義名分で、ベアーズらしい子供たちの自由な精神は奪い取られていた、
第3作が怖い。
(記:1978年6月5日)
前作を超えた続編は数少ない、「ゴッドファーザー」と「「エクソシスト」くらいかな。
ということで本シネマはレベルの低さが際立っていた、もっとも続編というよりはシリーズ2作目と考えればシリーズの中の浮き沈みともいえる。
大ヒットした第1作から大幅な変更があったのはキャストのチームメンバー、子供たちの成長は早かった。
テイタム・オニールとウォルターマッソーの親子コンビを受け継いだのは、ジャッキー・アール・ヘイリーとウィリアム・ディヴェイン。
それに合わせて入れ替わったスタッフが、観どころであった親子の取り扱いをそのまま踏襲し、もはやパターンにすらなっていた。
もしかしてスタッフ一同で長寿シリーズ「フーテンの寅さん」を勉強したのかと思うほど「親子の情」が繰り返される。
前回同様3点差満塁での走者一掃の長打、前作のレプレイを見るようなクライマックスの展開だった。大きな違いは前作がホーム封殺で敗北するのに対して本2作目は逆転勝利する。
前作は勝利にはたいして意味がなかったことに対して、今作は勝利して日本遠征する必要があった。
シリーズ化という大義名分で、ベアーズらしい子供たちの自由な精神は奪い取られていた、
第3作が怖い。
(記:1978年6月5日)