イエスマン “YES”は人生のパスワード (2008)
文字数 510文字
【自信を持って 「NO」】 2009/9/30
DVD付録の《メイキング》の方が素直に笑えたのはどうしてだろう。
それでも本編中、思わず吹き出してしまったこと多々だったのはさすがジム・キャリー。
この違和感はおそらく「人生で成功するキーワード・・・イエス」という安直ハウツー教訓のせいなんだろう。
「イエス」といい続ければすべてがうまくいく・・・なんてわけないんだけど。
この馬鹿馬鹿しいハウツーを実践した男のビフォー・アフターギャップがコメディのエッセンスになっている。
そこにあるのは「どうしたら人生で成功するか」という発想のみ。
ジム・キャリー独断のハチャメチャ笑いは大層なテーマの威光でかすんだ感じだった。
だいたいやね、みんなが成功したら、成功と失敗の区別がつかないじゃないかい?
僕は最近皮肉れている。
人生の成功とか幸せなんてものには基準がない。
一方では、お金も、仕事も、容姿も、体力も、家族も、趣味も・・・常ならず。
「イエス」というだけで心穏やかになることなどない。
自信を持って「NO」ということも重要だ。
実は主人公も力強く「ノウ」と宣って幸せを掴むという裏技をみせる。
なんだ、究極の「ハウツーもの」はやはり存在しないんだ。
DVD付録の《メイキング》の方が素直に笑えたのはどうしてだろう。
それでも本編中、思わず吹き出してしまったこと多々だったのはさすがジム・キャリー。
この違和感はおそらく「人生で成功するキーワード・・・イエス」という安直ハウツー教訓のせいなんだろう。
「イエス」といい続ければすべてがうまくいく・・・なんてわけないんだけど。
この馬鹿馬鹿しいハウツーを実践した男のビフォー・アフターギャップがコメディのエッセンスになっている。
そこにあるのは「どうしたら人生で成功するか」という発想のみ。
ジム・キャリー独断のハチャメチャ笑いは大層なテーマの威光でかすんだ感じだった。
だいたいやね、みんなが成功したら、成功と失敗の区別がつかないじゃないかい?
僕は最近皮肉れている。
人生の成功とか幸せなんてものには基準がない。
一方では、お金も、仕事も、容姿も、体力も、家族も、趣味も・・・常ならず。
「イエス」というだけで心穏やかになることなどない。
自信を持って「NO」ということも重要だ。
実は主人公も力強く「ノウ」と宣って幸せを掴むという裏技をみせる。
なんだ、究極の「ハウツーもの」はやはり存在しないんだ。